手延機による送り出し工法について
手延機による送り出し工法は、流水部・道路・鉄道等・桁下にトラッククレーンの設置ができず、架設現場に隣接して主桁と手延機を組み立てる場所が確保できる場合に使用する工法です。また、送り出した先で、手延機を解体できる場所が必要になります。
― 送り出し工法の特徴 ―
他の工法に比べ、多くの仮設備が必要
他の工法に比べ、工期が長く掛かる
架設時の強度計算や補強など、多くの検討が必要
送り出し完了後、主桁降下作業が必要
作業の流れ
施工計画業務実績
工事名 | 施工年度 | 発注者 | 橋梁形式 | 架設工法 |
倉敷大橋 | 2012年度 | 倉敷市 | 5径間連続箱桁 | 送出し+クレーン・ベント |
余野川橋梁(止々呂美橋) | 2012年度 | NEXCO西日本 | 2径間連続細幅箱桁×2 | 送出し |
北丘高架橋(交差部) | 2015年度 | 沖縄県 | 3径間連続細幅箱桁橋 | 送出し(多軸台車)+クレーン・ベント |
浅見川橋 | 2019年度 | NEXCO東日本 | 3径間鈑桁+3径間箱桁+6径間少数鈑桁 | 送出し+クレーン・ベント |
尻掛橋 | 2020年度 | NEXCO西日本 | 5径間連続少数鈑桁 | 送出し |
末広住吉高架橋 | 2020年度 | 徳島県 | 3径間連続開断面箱桁 | 送出し(多軸台車)+クレーン・ベント |
板ヶ峠第2高架橋 | 2022年度 | 中国地整 | 単純合成細幅箱桁 | 送出し+横取り |